ナンパオトコは猛虎の夢を見るか?

尊大な羞恥心と臆病な自尊心。人喰い虎と成り果てた男の物語。果たして、人に戻れるのでしょうか。

忙しい時こそ、遊ぼう。趣味を持つのは、いいぞ。

最近は、本当に忙しい。

休みがなく、就業時間も長い。

ストレスも半端ないのだ。

 

ノルマ達成のために毎日を過ごす。

ノルマを達成するための計画を立てるも、日々の業務が多いうえ、問題が発生するため、計画通りに進まない事もある。

 

体力、精神共にボロボロになってまで、働き続けられるほど人間は強くない。

少なくとも、僕は弱い。

 

ストレスにより、いっぱいいっぱいになった時、更なるストレスがかかった場合、どうなってしまうのか。

 

そんな時、逃避に走る。

 

仕事を辞めたいと思う。

こんな仕事やってられるか、と。

でも、本当に辞められることが出来る人というのは、あまりいない。

 

日本人は真面目なのだろうか。

仕事を辞めることにとても大きな抵抗感を抱く気がする。

 

 

仕事を辞められない。

でも、これ以上辛い思いはしたくない。

 

では、どうする。

 

 

全てから逃げる。

 

そう、自ら命を絶つのだ。

 

 

 

仕事の悩みで、自ら命を絶つなんて馬鹿げているという人がいる。

確かに僕もそう思う。

 

でも、実際自分がその立場になって、仕事を辞めたい、でも辞める勇気がないという心境になった時、同じことが言えるだろうか。

 

逃げ道がなくなった時、逆境に立ち向かうための精神力は並大抵のものではない。

 

 

 

僕は元々、ストレス発散するのが苦手だった。

 

特にこれといった趣味もなく、やりたいこともなかった。

毎日、朝早くから職場に向かい、夜遅くに仕事を終える。

仕事終わり、ご飯を食べて、家に帰って、風呂に入って寝る。

週末は目的もなく、遊びに出かける。

そして、また仕事をする。

 

 

その繰り返しだった。

 

仕事をして、ストレスが溜まらない事なんてなかった。

 

特に忙しい時は、仕事がまとまらず、パニックになることもあった。

本当に仕事を辞めたくなって、上司に辞めたいという事を、伝えに行ったこともあった。

 

なんだかんだ、まだ続けているけれど、相変わらず、頭がおかしくなりそうなくらい、忙しい時がある。

 

 

勤続年数が増え、徐々に責任ある仕事を任されるようになってきて、以前にも増して、忙しさの基準が高くなってきた。

 

それでも、最近は、少し安定している。

 

 

以前と比べ、何が変わったかといえば、趣味が増えた。

 

ランニング、筋トレ、ナンパ、カラオケ、読書、食事…

これらをしている時は、仕事のことが忘れられた。

 

僕もそうだからなんだけど、例えば仕事のことで悩みがあると、頭の中でグルグルと同じ悩みについて考えてしまう。

あれはどうだったかな、ああすればよかったかな…という風に。

 

すごく疲れる。

余計に病んでしまう。

何も変わらないのに。

 

悩み全般に言えることだけれど、悩んでも、行動しなければ、何も変わらない。

 

だったら、忘れてしまった方がいいだろう。

 

趣味に没頭している間は、少なくとも、悩みの事なんて忘れられる。

仮に思い出したとしても、趣味に没頭している間は、忘れていられる。

 

だから、どんなに忙しくても、趣味の時間は取った方がいい。

寝る前の30分くらいでも。

 

そうやって、最近は自分をコントロールできるようになった。

 

 

あと、趣味を持つと、いろんな人と繋がりが持てるようになる。

同じモノを好きなもの同士、話が出来るととても楽しいし、わくわくする。

 

それも、ストレス発散の一つの要因になってる。

 

 

おわり