ダンスど素人の僕が、ダンスに目覚めた日
僕は運動ができない。
スポーツは好きだけど、苦手だ。
団体競技は、本当に苦手である。
なぜなら、チームの足を引っ張ってしまうことが嫌だからだ。
自分が原因で試合に負けてしまうなんて、あってはならない。
僕の心がお亡くなりになってしまう。
僕は個人でするスポーツをすることが好きだ。
今まで、ランニングや、登山、サーフィンなどをやってみた。
どのスポーツも、楽しかったし、体も少しずつ引き締まっている実感を得られた。
しかし、「手軽」にできて、「スキル向上」が楽しめるスポーツという訳ではなかった。
週末しかできないスポーツでは、なかなか続けることがむずかしいのだ。
登山やサーフィンは、山や海に行かなくてはいけない。
都内から移動するとなると、時間とともにコストがかかる。
手軽なスポーツといえば、ランニングだ。
しかし、ランニングはなにかスキルが付くかどうかといえば、NOである。
長距離走れるようになるのは、とても嬉しい。
しかし、スキルを成熟させるというわけではなかった。
手軽に始められて、スキルが付くスポーツは何かないか?と思っていた。
そんな頃、ツイッターでダンス練習会が開催されることを知った。
主催者は、ダンサーさんと、koheiさん。
僕は、これだ、と思った。
ダンスは手軽に出来るし、スキルが付く。
早速参加の申し込みをすることを決めた。
しかし、少しためらいもある。
本当に出来るのだろうか?という不安があったからだ。
実は、過去に2度、ダンスをしてみたいと思ったのにもかかわらず、諦めてしまったことがある。
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1度目は、僕が高校生の時。
なにかカッコイイ趣味を持ちたいと思っていた僕は、ふと、ダンスがやってみたくなった。
インターネットが満足に使えない環境にあったので、ダンスの本を買いに書店に向かったことを覚えている。
書店でダンスの月刊誌を買った。
僕はとにかく、「カッコイイダンス」を踊れるようになって、モテたいと思っていたのである。
やっぱり、一番カッコイイのはブレイクダンスだろうということで、雑誌に載っていた、ブレイクダンスの基礎「6歩」をやってみた。
しかし、雑誌の写真だけではイメージすることが難しく、合ってるかどうかも分からなかった。
そして、そのままダンスの道を諦めてしまった。
2度目は、社会人になってから。
一時期、ジムに通っている時があった。
僕が通っていたジムには、スタジオレッスンというものがあり、学校の授業のように時間割がある。
そのなかに、ダンスエクササイズ講座というものがあった。
みんな慣れた動きで、インストラクターの動きと見事に一致している。
そんな中、僕が参加してもいいものかと、地蔵してしまったが、意を決して参加した。
案の定、僕は全然踊れず。
インストラクターの動きについていくのがやっとだった。
そして、その一回を最後に、僕は2度と参加することはなかった。
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そんなことがありながらも、僕は参加を決意した。
新しいことを始める時に、不安はつきものである。
僕は、意を決して、参加申し込みのDMをダンサーさんに送ったのだった。
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ダンスレッスンは、都内のスタジオを使用して行われました。
初めてのダンスレッスンに、意気揚々とする僕。
そして、講師のお二人に会うのも、とても楽しみでした。
会場で最初に会ったのは、ダンサーさん。
爽やかな笑顔のナイスガイ。
僕はダンサーさんの歌声を知っているので、話しかけられた瞬間に、誰であるかが分かりました。
でも、あわわ・・・となっていた僕は、うまく返答できず、テンパるという失態をおかしてしまいます。
それでも、優しく対応してくれました。
ダンサーさんを知ったのは、元々カラオケがキッカケでした。
カラオケ工学を提唱しており、僕は工学生です。
しかし、ダンサーさん、アカウント名がダンサーさんということもあり、歌だけでなく、ダンスにも長い経歴をお持ちです。
ダンス歴10年以上で、ヒップホップやロックの他、ジャズ、バレエ、フラメンコと、多様なダンスが踊れる、歩く芸術品なのでした。
次にお会いしたのが、koheiさん。
ツイキャスで声だけ聞いていたのと、風の噂で恐ろしい風体をしていると聞いていたので、僕はガクブルだったのですが、会場に到着されて、声を聞いた時に、「あれ、イメージと違う」となりました。
とても優しそうな笑顔をされた、兄貴という言葉がよく似合うお方でした。
Koheiさんも、ダンス歴10年以上の経歴をお持ちの他、ダンスチームを率いてのダンスバトルへの参加や、プロダンサーとの交流や、ダンスイベントの運営など、プレイヤー以外の面でも深くダンスに関わられています。
2000人以上観客動員したイベントへの出演経験もあり、経験の深さの底が全く見えません…
そんなお二人の教えの元、僕のダンスレッスンが始まりました。
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ところで、ダンスに対して、どのようなイメージを持っていますか?
僕の持っていたイメージはこうでした。
・かっこいい
・モテる
・複雑な動き
・難しい
ダンスというと、出来ればカッコいいし、きっとモテるんだろうなーというものがありました。
でも、難しいし、真似できないよ。と。
しかし、レッスンを受けてからは、そんなネガティブなイメージがなくなりました。
最初にダンスの基本を教えてくれるのですが、ダンスの大切なことが分かりました。
ダンスは一見複雑な動きをしているように見えるが、シンプルな動きを組み合わせることで、複雑でカッコいい動きに見えたということです。
それを一つづつ分解して、教えてくれました。
複雑な動きなんてほとんどないし、真似はできる。
基本の動きはシンプルで、それを組み合わせれば、再現できる。
ちょっとしたポイントを押さえて、先生の動きを真似すれば、自分でもカッコいいダンスができるようになる。
もちろん、レッスンを受けたから、すぐに先生と全く同じダンスが踊れるわけではありません。
練習しないと、先生の域に達することはできないです。
シンプルな動きだけれど、シンプルが故に奥が深い。
ダンスの練習は、鏡を見ながら自分の動きを確認するのですが、先生の動きと自分の動き、同じことをやっているのに、全然違いました。
カッコよさというか、キレの良さというか。
これは、実際に体験して見ないと、わからない感覚です。
あと、ダンスの基本動作は、家でも簡単に練習することができます。
実は、僕はこの記事を書きながら、一つの動作の練習をしています(笑)
アイソレーションという動作で、とてもシンプルなのですが、とても大切なダンスの基本です。
他にも、ブレイクダンスや、ロックダンスの基本について、詳しく教えていただけました。
ダンスレッスンに参加してみて実感したことは、先生が目の前で実演してくれることのメリットの大きさでした。
テキストや、写真で伝える範囲は限られます。
また、自分の動きって、自分で思ったようにコントロールできていないんですよね。
できてると思っていても、動画で見直してみると、全然できていなかったりして。
それをすぐそばで修正してくれる先生というのは、とても大きな存在になります。
あと、同じ志しをもつ人たちが集まっているということ。
継続するためには、仕組み化することが大切だと思っていますが、仕組み化の一つとして、「人と一緒にやる」というのがあると思っています。
練習会やるよーって言われれば、練習しなきゃって気持ちになりますからね。
ダンス練習の後には、親睦会を用意していただいており、もちろんそっちも楽しかったです。
年齢も、職業も全然違う人たちと、知り合えるのです。
社会人になってから、学生さんの知り合いが出来るなんて、思ってもいませんでしたから。
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僕は、ダンスレッスンに参加して良かったと思っている。
ダンスの楽しさを教えてもらえたからだ。
正直いうと、僕はまだレッスンで教えてもらえた事を消化しきれていない。
動きにも、無駄が多い。
でも、これだけは、言える。
僕はトンデモナイ武器を手に入れてしまったと。
たとえば、今回教えてもらったことを使いこなせるようになり、クラブに行ってみたとしよう。
今までの世界と違って見えることだろう。
レッスンを受けることで、僕の戦闘力は20くらいには上がった。
常人であれば、5か6くらいしかないだろう。
ちなみに、先生達の戦闘力は、400は超えていると、僕のスカウターは言っている。
ちなみに400という数値は、ラディッツ編の、悟空やピッコロの戦闘力と同程度だ。
僕も早く、ヤムチャ程度の戦闘力まで引き上げたい。
ちなみに、ヤムチャの戦闘力は170程度。
次の修行が今から楽しみである。
おわり