ナンパオトコは猛虎の夢を見るか?

尊大な羞恥心と臆病な自尊心。人喰い虎と成り果てた男の物語。果たして、人に戻れるのでしょうか。

ナンパでオープンするためのおまじない

それは、「口をハッキリと動かす」と心の中で唱えること。

 

ただ、それだけ。

それだけで、オープンする確率は、二倍に跳ね上がる。

 

僕が身をもって体験した事だ。

 

 

 

先日こんな事があった。

 

久しぶりに時間がたっぷりとれたので、ナンパをするためにストリートに出た。

 

ちょくちょくナンパをすることはあったけど、ナンパをするために街に出るのは久しぶりだった。

 

同じことをするにも、気持ちの持ちようで、コンディションが大きく変わるもので。

 

どうにもこうにも、地蔵をしてしまった。

 

つらい時間を過ごす。

 

とりあえず、自分に喝を入れるため、10声かけをするまで帰っちゃダメという制約を課す。

制約がかかると、それだけで気持ちが変わるもので、ポツポツと声をかけ始める。

 

「こんばんはー」

「すいませーん」

「ねえねえねえ」

 

それでも、全然オープンしない。

悲しいことに、ガンシカがほとんどだ。

 

五人くらいに声をかけた頃、僕は何がダメだったか振り返ってみた。

何が、いつもと違うのだろうか?

 

…全然分からん。

久しぶりにやったから、緊張してるんだなーと、思考停止に陥っていた。

 

そんなとき、ふと、思い出す事があった。

「あなたは、口の動きをハッキリさせた方がいい」

 

ああ、そういえば、モゴモゴしてた気がするな。

 

次からは、ハッキリと口を動かそう。

そう思いながら、声かけ。

 

一人目、オープン

二人目、オープン

三人目、オープン立ち止め

四人目、オープン

五人目、オープン立ち止め

 

 

この差!

自分でも驚いちゃうくらい、オープンする。

 

僕はここで、気が付いた。

もっと、ハッキリと声をかけないといけないと。

 

まあ、文字にしてみると当たり前なんだけど、なかなか出来ない事なんで。

 

ナンパって、ぶっちゃけ恥ずかしく思う時がある。

声かけを失敗したら、恥ずかしい。

周りの人に笑われるんじゃないか。

そんな不安がよぎる。

 

でも、開き直って、口をシッカリ動かして、話しかけるだけで全然違ってくる。

 

中途半端にやるから、失敗するし、結果的に恥ずかしい思いをする。

だったら、ハッキリとやって、いい結果を残せばいい。

 

堂々とやった方が、いい結果が出るのは明らかになったわけだから、あとは実行するのみ。

 

地蔵をしてしまって、どうしようもないという人に、少しでも役に立てばと思う。

 

Good luck

 

 

おわり