ナンパオトコは猛虎の夢を見るか?

尊大な羞恥心と臆病な自尊心。人喰い虎と成り果てた男の物語。果たして、人に戻れるのでしょうか。

ロシアにいるのは美女ばかり!

という幻想だったのさ。

 

がはは!

ロシアだからって、美人ばかりだと思ったか!

甘い!甘すぎる!

 

でも、僕はそう思っていました。

 

 

 

ロシアにはたくさんの美人がいて、僕は金髪白人美人と仲良くなるんだ!

 

僕は鼻息荒く、勉強していたんですよ。

来たるべき日を待ち構えて。

 

が、しかし。

 

そう思ったものの、やっぱりそうは問屋がおろさんわけで。

 

日本に美人がいれば、そうでない人がいるように、ロシアにも美人とそうでない人がいるわけですよ。

 

みんながインターネットや、テレビで見る外国人は、選ばれし美人だけなわけですわ。

 

 

いや。

 

 

みんな気付いてはず。

口に出さないだけで、知っていたんだ。

 

でも、やっぱり、そう思いたいんですよ。

世界は美人に溢れていると。

 

今回頑張って、いろいろやりました。

ロシア語の基礎から勉強しました。

 

キリル文字を覚えて、単語の発音を確認して、口説き文句を調べました。

 

まあ、おかげで、勉強になりました。

 

お姉ちゃんを口説くだけが、語学学習ではないのです。

 

でも、モチベーションの源泉にはなっていることには間違いない!

 

はあ・・・

 

もうやめようかな・・・

 

 

 

ん?

 

メッセージが来た。

 

 

・・・

 

うむ。

美人である。

 

 

 

やっぱり夢があるようだ。

あの、巨大なユーラシア大陸には。

 

 

 

さあ、目指そう。

まってろ、ロシア美女!

 

 

あ、まずはパスポート取りに行かないと!

 

まだまだ、先は長そうです。

 

 

おわり