嘘をつくということ
嘘をつく事で、様々な感情を感じます。
嘘をつくというと、悪いことをしているイメージがあるのですが、世の中には、優しい嘘という言葉がありまして。
相手のことを思いやっての嘘。
傷つけないための嘘。
知らない方がいい事を隠すための嘘。
こういう嘘をつく人って言うのは、優しい人という認識を持たれやすいようです。
ドラマや小説に登場するいい人キャラが、よくやっている気がします。
いわゆる自己犠牲ですね。
自己犠牲って、素晴らしい。
愛する人の事を思いやり、自分を傷つけても、相手を守りたい。
そんな姿に感動するのでしょう。
僕も、ときどきうるっと来たりしますから。
でも、よく考えてみると、結局騙されてるわけですよね。
嘘なんだから。
物語だったら、読んでる自分は第三者として、見ていられるので冷静です。
が。
当事者となってみたら、こんなの悲しいにきまってます。
相手を傷つけないために嘘をついた。
そりゃそうだ。
知らない方がいい事は、たくさんある。
知らなければ、幸せだったなんて事もあるだろう。
でも、事実は事実なんですよね。
僕も、嘘をつきます。
相手を喜ばせるために、嘘をついたりします。
自分の気持ちに嘘をついて、綺麗事を言ったりもします。
でも、なんか、疲れますね。
正直に生きていられれば、どんなに楽かと。
そうは、行かない世の中だから、うまく立ち回らなきゃいけないんですよね。
おわり