ツイキャス会場で感じたインタビューの3つのコツ
こんにちは。
たいがです。
先日、芳野さんとだんさあさんの対談ツイキャスに、オブザーバーとして参加してきました。
お二人とも、インタビューをすることに慣れており、とても上手いと感じました。
インタビューって、実はすごく難しいんですよね。
質問するのも、回答するのも。
周りで聞いてるだけだと、なかなか分からないことなんですが・・・
インタビューは雑談と違って、自分の考えを簡潔に述べなきゃいけないからなんですよね。
それに、会話は生き物ですし。
どれだけ難しいか、試しに僕があなたにインタビューしてみますね。
あくまでインタビューなので、5秒以内に答えてください。
【質問】
あなたの仕事(学生なら、勉強していること)の魅力はなんですか?
1
2
3
4
5
さて、すぐに答えることが出来たでしょうか?
大半の人は、すぐに答えられなかったんじゃないかと思います。
頭の中に様々な考えが浮かんだとしても、なかなか言語化できなかったのではないでしょうか?
答える例として、
「私の仕事は小学生の先生で、子供達の成長を間近でみられることが魅力です。」
と答えることもできました。
あらかじめ質問が分かっていれば、回答は容易でなんですけどね。
質問の答えを考えていけば良いんですから。
ただ、インタビューをしていると、必ず想定外の会話が生まれます。
それがインタビューのいいところだとも思いますが、難しいところでもあります。
ただ、僕の質問にも悪い点があります。
それは、最初から複雑な質問をしている点です。
この質問の仕方だと、質問された側の頭の中はこうなります。
「まず、自分の仕事は・・・
なんて説明しようか??
あ、それで、魅力かぁ・・・
なんだろ?」
と混乱してしまいます。
一度に、2つの事を同時に考えているからですね。
一つ目は、自分の職業について。
そして二つ目は、その魅力について。
なので、本来はこう質問するべきでした。
「あなたの仕事はなんですか?」
と、簡潔に。
そうすれば、
「小学校の先生をしています」
「そうなんですね。ではその魅力はなんですか?」
「いろいろありますが、一番は子供達の成長を間近でみられることです。」
と、スムーズにインタビューを進めることができます。
これは、
「クローズド・クエスチョン」と、
「オープン・クエスチョン」を組み合わせたものなのですが、それはまた別の機会にまとめる、かもしれません。
さて、ここまでで分かったことがあります。
それは、インタビュアーの質問次第で、回答者の難易度が変わる。
ということです。
今回のツイキャスは、お二人とも、スムーズにインタビューをされていました。
そこから、僕が実際にツイキャス会場で感じ、コツだと思ったことをまとめていきます。
ちなみに個人的感想ですので、その点ご了承ください。
今回ご紹介するポイントは3つ
1.全体の流れは本の目次のように
2.感情で掘り下げる
3.ズバッと話題を切り替える
では、順番に見ていきましょう。
1.全体の流れは本の目次のように
まずインタビューの全体の流れとして、感じることがありました。
インタビューは、本の目次のように進行するのがいいということです。
大項目の、A、B、Cを大まかな流れとし、Aの中の中項目としてA-1、A-2、A-3、そしてその流れで小項目・・・という流れ。
Aという全体像を見せて、実際に聞くのは中項目のA-1、そこから小項目のA-1-1、そして、A-1-2について、という質問の仕方のように感じました。
図にすると、こんなイメージ
インタビューをする大枠を決めておいて、あとは会話の中で掘り下げていく。
その方法がスムーズに進行できます。
こうする事で、各話題の中で、多少脱線しても、話を元の流れに戻す事が出来るからです。
POINT
インタビューは、本の目次のように進める。
2.感情で掘り下げる
インタビューをして、もうちょっと掘り下げたい話題があった時、その時の感情を聞き出していました。
回答者の答えに対し、
・その時どう思ったんですか?
・その時どう感じましたか?
という質問。
例えば、
「あなたが初めて担任を持ったのは、何年生ですか?」という質問に対し、
「2年生でした」という回答。
それに対し、
「なるほど。2年生の担任を任された時、どのように思いましたか?」
「2年生というと、学校にまだ慣れきっていない年齢です。しっかりとフォローしていかなくてはならないと思いました」
といった流れになるように。
感情を掘り起こすことで、さらに広く、話題を広げる事ができる、いい質問方法だと思いました。
POINT
詳しく知りたいことは、感情を掘り下げること。
3.ズバッと話題を切り替える
インタビューをしていて、
「あ、聞くことがなくなっちゃった」
という雰囲気になる時がありますが、そんな時は、思い切って次の話題に移っていました。
「では、次の質問です」
とか
「なるほど・・・次に進みます」
といったように。
雑談と違って、相手の考えを聞くことが目的なので、あんまり文脈にこだわらなくてもいいのかなと感じました。
あと、次の話題に進まなくてもいいテクニックがあると思ったのが、
「前に出た回答に対する掘り下げ」です。
インタビューの流れに逆らって、少し前に出た話題に、これまでに出た話題を絡めて掘り下げた質問をするといったイメージ。
全体のフローからすると
A-3からA-2-3にジャンプする流れ。
話の進行により、今までの話と掛け合わせて、新しい切り口を見つける。
そんな方法もあるのだなと気付かされました。
POINT
無理をしないで、次の質問へ進んでもいい。
時には、前の回答を掘り下げる。
まとめ
インタビューを進めるための3つのポイントまとめ
1.インタビューは、本の目次のように進める。
2.詳しく知りたいことは、感情を掘り下げること。
3.無理をしないで、次の質問へ進んでもいい。
時には、前の回答を掘り下げる。
まとめてみて思ったこと。
インタビューは、奥が深い。
何故かというと、インタビューは台本通りに進行しないからです。
会話の流れで、いろんな話が飛び出てくるし、それによって話の進み方が全然違ってくる。
同じ台本で100人にインタビューをすれば、100通りの流れが出来上がる。
それ以上に、同じ人に、同じ台本でインタビューしても、毎回違う内容になるでしょう。
良いインタビューは、インタビュアー次第。
そのこと、身をもって知ることが出来たこと、関係各位に感謝申し上げます。
で、ここからは、個人的にツイキャスで面白いと思ったこと。
今回二人の会話を聞いていて、面白いなと思ったのが、
エピソードの語り方が上手いということです。
インタビューされたことに対して、
【自分の考え→それを考えるに至ったストーリー】
という流れで話していたんですよね。
主張に説得力が増す方法だなと。
話しを聞いている時、「なるほどな」と頷いていました。
お二方の話で、個人的に面白いと思った話もあります。
だんさあさんの、オーディションの話や、学生時代の音楽の話。
芳野さんの、文系脳・理系脳の天気予報どうだった?に対する回答の違いの話や、出来ない先生は具体的に説明できないという話。
この話は、僕の中ですべらない話認定でした!(勝手に認定してすいません!)
僕的に大満足のツイキャスでした。
実は、第2回を企画されているそうです!
うーん、今から楽しみ!
次回、ツイキャスを聞かれる方は、僕のこの記事を思い出しながら聞いていただけると、インタビュー進行という面で、学ぶことがあるかも・・・しれません。
もし、「これはいいものだ!」と思ったら、拡散よろしくお願いします!
おわり