ナンパオトコは猛虎の夢を見るか?

尊大な羞恥心と臆病な自尊心。人喰い虎と成り果てた男の物語。果たして、人に戻れるのでしょうか。

感情の波にのまれないために

余裕がないと、感情的になってしまう。

僕の悪いところだ。

 

仕事で忙しい時。

今すぐにこなさなくてはいけないタスクがあるにも関わらず、鳴り出す携帯電話、業務関係者からの質疑、上司からの命令、部下からの質問…

 

僕の体は1つしかない!と、思わず叫びたくなるような状況だ。

もっと効率良く、段取りよくやっておけば、こんなにてんやわんやしなくていいのだけれど。

自分の能力の低さにも嫌気がする。

 

こんな時、自分の中に湧き上がる感情といえば、「怒り」だ。

 

怒りの感情は、外に向けて発すると、大抵はマイナスの効果しかない。

自分の内側にとどめておくことができれば、これほど大きな原動力になる感情はないだろうけれど、そんなに心は強くない。

 

怒りという感情は、爆発的効果を発するが、その感情を向けられた相手は、いい気持ちをしないものだ。

 

実際、自分が向けられたら、いい気持ちはしない。

 

怒りという感情を爆発させてしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねない。

 

相手を、不快な気持ちにしてしまったり、自分の底の浅さを知られてしまったり、いいことはない。

 

ただ、逆に考えると、こんなに忙しい状況で、一人冷静に、場をまとめることが出来ていれば、周囲からの評価はアップするだろう。

 

あいつは仕事はできるし、人としての器もデカイ。

そう評価されることもできるだろう。

 

と言うことで、どうすれば、怒りをコントロール出来るのかを知りたくなった。

 

 

調べて見たら、怒りという感情をコントロールするコツがあることを知った。

 

まず、深呼吸をすること。

そして、自分を第三者の視点で眺めるということ。

 

 

怒りの感情に飲まれているときはら呼吸が荒くなっている事が多い。

だから、一度呼吸を整えて、落ち着く必要がある。

また、一呼吸を置く事で、冷静な思考をする猶予が与えられる。

 

そして、そこで、自分を第三者の立場で眺める。

自分に関係のないところで、口論をしている人がいたら、「あれは、なんであんなに怒ってるんだろう。もっと落ち着いて話せばいいのに」と冷静になって思考するだろう。

それと同じように、自分をながめる。

 

何をそんなに怒る必要があるのか、と。

 

 

感情的になるべきときはあるかも知れないが、ほとんどそんな必要はないと思う。

 

素直にもなれないし。

 

いつもニコニコしながら、逆境に立たされていても、余裕をもっている人物の方が魅力的に見えるだろう。

 

堂々と、自信をもって。

 

 

おわり